アクセシビリティ

LibreOffice は、便利で使いやすいように、また特別なニーズを持つユーザーに応えられるよう、アクセシビリティに大きな注意を払って設計されています。 LibreOffice wiki の中では、他の有用なアクセシビリティに関する情報を見ることができます。 あなたが機能や情報提供について欠点や不足を見つけた場合、メーリングリストプロジェクトへの貢献を通じて改善を助けていただけるよう、ご検討ください。

このページは以下の項目があります:

    1. キーボードナビゲーション
    2. 色とフォント
    3. 支援する技術
    4. ドキュメンテーション
    5. その他のアクセシビリティ機能

キーボードナビゲーション

フルキーボードナビゲーションと操作

フルキーボードナビゲーションは、マウスやほかのデバイスを使うことなく、キーボード経由で全ての入力をすることができる機能を提供します。

もっとも顕著な、アクセシビリティを向上させる以下の機能が含まれます:

  • 異なるアプリケーションでのキーボードショートカットを包括的に定義;
  • 全てのツールバーへのキーボードからの操作;
  • キーボードで、ドキュメントウィンドウ, メニュー, ツールバー, モードレスダイアログ, フローティングウィンドウを切り替え;
  • テキストドキュメントやオンラインヘルプからのハイパーリンクの動作について、拡張キーボードナビゲーション;
  • マウスからのみアクセスできるメニューやツールバーへのアクセス;
  • 無効になっているメニュー項目がデフォルトで表示;
  • ヘルプヒントに対するキーボードからのアクセス;
  • ヘルプヒントの表示時間を変更することが可能;
  • 描画オブジェクトへのキーボードからのアクセス:
    • 描画オブジェクトはツールバーからデフォルトの位置と大きさで挿入することができます;
    • 描画オブジェクトの各ハンドルが個別に選択・操作できるので、ポリゴン操作が可能;
  • 特に注意をはらうダイアログボックスへのアクセシビリティ:
    • ツールバーのカスタマイズへのダイアログ;
    • 外部 CSVファイルのシートへのインポート操作;

 

 

色とフォント

ハイコントラストなシステムカラーを使用

LibreOffice は、オペレーティングシステムのシステムカラーとディスプレイコントラスト設定に適応します。

また、LibreOffice は現在のカラー体系から色を上書きできるのと同様に、任意のカラー体系で提供されていない色を追加で設定できます。また独自のカラー体系をLibreOffice の中で作成、保存することができます。

The help system respects the colors from the current color scheme, but also provides different predefined styles. Users can customize the formatting of the help content via the XSL transformation file, as well as via the custom style sheet file located in the help directory.

テキストの色の自動化

All LibreOffice applications support automatic text color for documents and use this by default, so the text is always distinguishable from the background color.

The text will be displayed in the system text color. If this leads to dark text on a dark background, or bright text on a bright background, the text will switch to black or white (according to whichever provides better contrast).

For reading old or imported documents which use hard-formatted text colors, you can use the option "Use automatic font color for screen display". All text content as well as table borders and some other elements will be displayed in the automatic font color.

アイコンとビットマップ

LibreOffice は標準とハイコントラストモードにおいて、小さい/大きい サイズのアイコンセットを持っています。なので、アイコンは異なるモードにおいても容易に識別できます。

画像を表示するすべてのユーザーインターフェースの要素は、ハイコントラストモードのための代替画像を提供します。

LibreOffice は自動的に、現在のシステム設定に適切なアイコンと画像を選択します。

ハイコントラストモードにおける Impress と Draw

Impress and Draw offer a high-contrast mode, in which objects are displayed without fill colors or text colors.

This mode will automatically be used when high contrast is chosen in the system settings. You can turn off this automatic detection in the LibreOffice options under “Accessibility “.

システムフォント

LibreOffice はユーザーインターフェースに、オペレーティングシステムで使用されているフォントを利用することができます。なので、LibreOffice は、他のアプリケーションと同じフォントを利用することができ、システム設定を通して操作することができます。

大きなフォントを選択した時に、ダイアログが画面より大きくならないようにする、特別な処理があります。

その他のより見やすくするための特長

  • 強調表示されたツールバーとメニューは、簡単に知覚することができる;
  • スプレッドシー内の現在の列と行を強調表示;
  • アニメーション画像/アニメーションテキストをオン/オフすることが可能.

 

 

支援する技術

API for Supporting Assistive Technologies

Assistive Technology (AT) tools such as screen readers and magnifiers, as well as other tools, connect to LibreOffice using the Java Accessibility API (JAA) via the Java Access Bridge for Windows or GNOME.

LibreOffice has a UNO Accessibility API (UAA) in which all elements of the UI and documents expose all the information about themselves and their contents.

UAA and JAA have some advantages over the off-screen models of AT tools or the Microsoft Active Accessibility API (MSAA). UAA and JAA provide extended information for the document content, so AT tools do not have to get information via different proprietary application APIs from various applications, or by hooking into the display drivers.

An enormous effort has been made to have UI elements and document contents fully support the accessibility interfaces; for example: providing text with attributes and character bounds information, and sending all the necessary notifications and providing names and descriptions of controls.

All AT tools which are able to work with Java applications via the Java Access Bridge will also run with LibreOffice.

The Java Accessibility API is supported by the most popular AT tools including:

  • JAWS Screen Reader;
  • ZoomText Screen Reader and Magnifier;
  • Gnopernicus Screen Reader and Magnifier;
  • GNOME On Screen Keyboard (GOK).

Some AT tools send key events to the applications via the message loop, or simply control the mouse, so it makes no difference for the application if the input comes from a user or from an AT tool.

This way, a lot of AT tools such as simple on-screen keyboards, head mice, eye tracking devices and single switches can be used with LibreOffice.

読み取り専用ドキュメントの可読性を高くするためのサポート

画面読み上げソフトのユーザーはいくつかの場合、文書内でカーソルを移動することができないため、読み取り専用文書を読むことが困難になります。

このため、「読み取り専用の文書ドキュメントでテキスト選択カーソルを使用」という機能があります。

他の ATの特長

  • フローティングウィンドウ, ダイアログ, メニュー, システムウィンドウ;
  • すべての個々の描画オブジェクトには名前をつけることが可能;
  • すべてのサンプルドキュメントとテンプレートが、名前と説明を描画オブジェクトにつけられるように拡張.

 

 

ドキュメンテーション

アクセシブルドキュメント

すべてのユーザーガイドは、画面読み上げソフトや拡大鏡が使用できるように、ODT形式とPDF形式で提供されています。ユーザーガイドについての他の情報については、このページのドキュメントページ か、LibreOffice wiki の中の Documentationページ を参照してください。

すべてのキーボードショートカットは、オンラインヘルプに記載されています。

 

アクセスシブル オンラインヘルプ

オンラインヘルプは、LibreOffice の中のすべてのアクセシビリティ機能の、使用方法についての情報を提供しています。

オンラインへルプは、自体がアクセスシブルです。ユーザーは、画面読み上げソフトや拡大鏡、オンスクリーンキーボードを使用して利用することが可能です。

  

その他のアクセシビリティ機能

アクセシビリティのために役立つその他の機能も利用できます:

  • ドキュメントでの拡大表示・縮小表示;
  • ダイアログ内でのボタンか中央へのマウスカーソル移動;
  • 設定:
    • コマンドにショートカットキーを割り当て;
    • メニューですべてのコマンドを表示;
    • ツールバーのボタンサイズの変更;
    • メニューとツールバーのカスタマイズ;
    • ツールバーの表示/非表示;
    • カスタムツールバーの作成;
  • タスクの自動化:
    • 入力された単語の誤りを直す;
    • オーt-コレクトや貼付けのオプションで素早く設定;
    • オートコレクトのエントリに、スペルのミスや入力エラーを追加;
    • オートコンプリートの使用;
    • 頻繁につかわれる文章をオートコレクトのエントリに自動で作成.