Flatpak形式のLibreOffice

Flatpakは、さまざまなディストリビューション上で利用できるLinuxアプリケーションイメージを安全に配布するための新しいパッケージ形式です。

LibreOffice 5.4.2からは、LibreOffice FreshのFlatpakビルドがFlathubから提供されるようになりました(org.libreoffice.LibreOffice.flatpakrefのダウンロードリンクに直接リンクしています)。

LibreOffice 5.4.3までは、TDFのインフラを通じてFlatpakビルド(x86-64のみ)を直接提供をしていました(古いLibreOffice.flatpakrefに直接リンクしています)。古いバージョンでは、Flatpakブランチ名に「Fresh」を使っていましたが、Flathubのバージョンでは(技術的理由から)「stable」のFlatpakブランチ名を使っています。Flathubの新しいバージョンに切り替えるときは、以下のコマンドラインで古いバージョンを削除できます。

flatpak uninstall org.libreoffice.LibreOffice//fresh

いくつかの注意点

  • Flatpak版LibreOfficeは、LibreOffice Gtk3 UIを使用しており、Waylandサポートを含め最も完全なLibreOfficeの機能を提供しています。旧Flatpak版LibreOfficeはGNOMEランタイムをベースにしていましたが、LibreOffice 6.0.3からはより小さなfreedesktop.orgベースになりました。この変更は機能に影響を与えるものではありません。

  • LibreOffice 6.0.3以降、言語パックデータは、org.libreoffice.LibreOffice.Localeパッケージから提供されます。インストールはFlatpakの機能により透過的に処理されます。

  • ヘルプパッケージは、org.libreoffice.LibreOffice.Helpパッケージとして提供されています。これは手動でインストールする必要があります(そして、現在はすべての言語の翻訳されたヘルプが含まれているので、かなりの大容量です)。

  • 現在、Flatpak版のLibreOfficeソフトウェア開発キット(SDK)はありません。

  • Flatpak版のみで確認されたバグは、Flathubに報告をしてください。