AppImage版LibreOffice
AppImageは、Linux用のポータブルで利用できるアプリケーション形式です。ユーザーは、アプリケーションをインストールや依存関係を気にすることなくローリングリリース(Arch、openSUSE Tumbleweed)や安定版(Ubuntu LTS、CentOS)のLinuxディストリビューション上で簡単に実行できます。AppImageには、アプリケーションの実行に必要なファイル(ライブラリー、言語ファイル、アイコン、フォントなど)は、ユーザーのシステムにないファイルも全て同梱しています。
LibreOffice AppImageは、Linux用のポータブル版LibreOfficeです。ライブCDを含め一般的なLinuxディストリビューションのどの場所(ローカルドライブ、USBメモリ、CD、ネットワーク共有フォルダ)からでも実行できます。LibreOffice AppImageは、Basic、Standard、Fullの3つのバージョンがあり、それぞれ異なる言語セットをサポートしています。
Basic版は、デフォルト言語である英語(米国)のサポートが含まれています。
Standard版は、英語(米国、英国)、アラビア語、中国語(簡体字、繁体字)、フランス語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語(ブラジル、ポルトガル)、ロシア語、スペイン語のサポートが含まれています。
Full版には、LibreOfficeがサポートする全ての言語が含まれています。
その他のダウンロード
LibreOffice AppImageパッケージのウェブサイトには、その他のAppImageファイルもあります。
GUIからAppImageを実行する
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ファイルマネージャーからAppImageのある場所を参照します
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AppImageファイルを右クリックして「プロパティ」を選択します
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「パーミッション」タブに切り替えて
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Nautilusベースのファイルマネージャー(Files、Nemo、Caja)を使っている場合は「プログラムとして実行可能」のチェックボックスをクリックします
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Dolphinを使っている場合は「実行可能」のチェックボックスをクリックします
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Thunarの場合は「Allow this file to run as a program」をクリックします
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PCManFMを使っている場合は「Execute」のドロップダウンリストを「Anyone」に変更します
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ダイアログを閉じます
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実行をするには、AppImageファイルをダブルクリックします
端末からAppImageを実行する
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端末アプリを開きます(まだ開いていない場合)
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AppImageファイルのある場所に移動します
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AppImageファイルに実行可能属性をつけます
$ chmod a+x LibreOffice*.AppImage
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実行します
$ ./LibreOffice*.AppImage
注意
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LibreOffice AppImageは、メインダウンロードページで配布されている.tar.gzファイルと同じバイナリファイルをGitHubでホスティングされている構築スクリプトを使用して再パッケージ化しています。
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LibreOffice AppImageは、インストールバージョンのLibreOfficeが利用できるディストリビューションで実行できますが、ユーザーのシステムには、AppImageにバンドルされていないJava(Baseで使用)やGStreamer(Impressで使用)など、いくつかのライブラリーがあることを期待してます。
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LibreOffice AppImagesは、Ubuntu 10.04 LTS、Debian 6、Fedora 12、openSUSE 11.3、Mageia 2、PCLinuxOS 2013.07.15、Puppy 6、Salix 13.37 (Slackware)、CentOS 6など古いバージョンの安定版と新しいバージョンのディストリビューションでテストされ実行されました。
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LibreOffice AppImagesは、Solus、openSUSE Tumbleweed、Antergos (Arch)、Sabayon (Gentoo)、Tailsのローリングディストリビューションでテストされ実行されました。
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LibreOffice AppImagesは、独自のユーザープロファイルフォルダを使用するため、システムにインストールされているLibreOfficeのユーザープロファイルと競合しません。
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LibreOffice AppImagesは、現在、64ビットの実行ファイルのみの提供のため、64ビットのLinuxディストリビューションでしか利用できません。
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AppImagesを実行するにはFUSEが必要です。利用しているシステムにFUSEがセットアップされていない場合でも、--appimage-extractオプションを使用してAppImageの内容を抽出できます。
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AppImageはサンドボックス化されていません。そのような環境で実行したい場合は、こちらのガイドを読んでfirejailでサンドボックス化してください。
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